最近、よく聞く新NISA。先日ファイナンシャルプランナーの方とお会いして、いろいろお話してみました。
投資ブーム?というのでしょうか。これまで経験のない方が、気軽に投資ができるようなシステムが増えてきましたよね。一方詐欺などの被害のニュースなど少し怖いお話も。そんな中、今、何から始める?という話と共にお伝えしたいこと。
じゅうmadoとしては、具体的な相談を受けることのない投資の話ですが、家計設計(ライフプラン)を考える上で、知っておいて損はないと感じます。なんとなくで始めて失敗しないように・・そんな思いで今回テーマに取り上げました。良かったら最後まで読んでみてくださいね。
ポイ活ってどう?
ポイ活してますか?といういきなりの投げかけから始まった今回のFPの方との話。何をもってポイ活というのかはさておき、ポイントを利用するという意味では、多かれ少なかれ、何かしら利用したことがある方が大多数ではないでしょうか?
本気でポイントを貯めることをしていなくても、どこかでついてくるポイント。ポイントを利用しますか?ポイントカードありますか?というレジでのセリフも聞き始めてから随分経ったように思います。
それほど積極的では無い場合、貯まっているはずのポイントを無駄にすることもある話だと思いますし、ポイントが貯まるとわかっていても、携帯やカードを出すのが面倒に感じる人もいるかもしれません。
それでも、勝手についたポイントを次の買い物の時に、サクッと使えるなら使ってしまうでしょう。その程度も含めて、なんとなく利用しているのでは?と思いますが、皆さんいかがでしょう?
また、最近は「ポイント投資」というシステムもあり、とりあえず貯まっているポイントをさらに増やすことができる。
これまでは、1ポイント1円のために、あれこれ策をとって大変そう・・というポイ活のイメージ。例えばお店の出入りだけで1ポイントとか。レシート送って1ポイントとか。アプリを使って1ポイントとか・・。
もちろん、そのコツコツが大事ということも理解はしていますが、なかなか続かないような気もします。
しかし、お買い物をする時には、ここと決めて、そのお店のポイントのみは自然に貯まるとか、クレジット―カードを利用しているだけで自然に貯まるとか、そのようなケースもあるので、買い物する時のちょっとした一工夫、日常の中に取り入れる一工夫ということを、知っているだけで活用できますよね。
それを元手にポイント投資。始めるのも良いかもしれないですね。
貯蓄と投資を考える
勝手に貯まるポイントを投資に使ってみても、額は、それ程でもない。しかし、感覚的に、投資がどういうものかは、わかる気がします。そうこうしているうちに、お金を貯めて投資にチャレンジする人も出てくるかもしれません。もちろん、既に貯金があるなら、それを元手に・・。
貯金をすることが好きな人、ご本人の感覚ではいつの間にか貯まったという方も時にいらっしゃいます。好きなことをしているだけなので、特に貯めなくてはいけないと思っていない。羨ましい話ですね。
ただ、例えば住宅購入資金となると、額が大きいといいますか、さすがに現金で買う程、お金を貯めていらっしゃる方は、なかなかおられません。
家のための貯蓄となると、ポイント運用の話では、もちろんこと足りない。投資で増やせる予定で住宅資金を考えるのも、現実的ではありません。住宅相談窓口でアドバイザーをしている範囲では、投資そのものについて、具体的に話すことはない。理由はここにあるのかもしれませんね。
将来のための投資
何のために投資を考えるのか?それは、先々のため、が一番多い理由でしょうか。住宅ローンの支払いも終わった後の老後の生活など、今、必要なお金ではなく、将来のために貯蓄しているお金を、できるだけ増やすため。
よく言われるのは、銀行に預けているだけなんて、利息も付かないし、もったいない。ということ、そして、もうひとつよく言われるのは、リスクもあることを忘れてはいけない。ということ。
投資にはリスクがあります。
儲け話にのっかり詐欺にあった人たちの話を聞くと、、、そんな上手い話しはあるわけない。と思いますよね。それでも、元本保証とか、利回りという言葉を信じて、投資しようとしてしまう。それは、投資は怖いものと思っているからこそであり、保証されているとか、これだけ利息がつくなどの話に逆に安心感を持ってしまい、鵜呑みにした結果ではないでしょうか。
詐欺に合う合わないではなくて、必ず儲かるということは無く、損をするかもしれないということは、大前提に考えておくべきことなのです。だからこそ、あくまでも、今必要なお金ではなく、将来のために考えるもの。
投資は、短期で増減があっても、長い目で見ると、全体的には右肩上がり。などとも言われます。貯金額は減ることもないけど、増えることもない。20年後、30年後には、貯金しているよりもお得になりますよ(絶対?かどうかは、本当は誰にも分からないんですが・・)ということもよく言われますね。
お金を教える・学ぶ
さて、今から始める新NISA。いかがでしょう?今から始める人に新も旧もありませんので、この際比較はしなくてもよいとして、NISA口座を使って、余剰のお金を運用することを考えるために、自分なりに学んでみてはいかがでしょう。
そして、余剰のお金があるかないか、どういう風にお金に向き合うか、そのヒントにするために、ライフプランを立てることもひとつの方法です。ライフプランは、日本では馴染みがないですが、アメリカでは当たり前だと、私は最初に学びました。
投資に対する考え方、お金に関する考え方、勉強方法、教育が、日本とは違うということ。
はじめて聞いたときは、少し驚きました。確かに、アメリカでは、投資だけでなく、キャッシュレス、寄付、ファンドなどの考え方など、当たり前のように知っているかどうかが、違うように思います。(決して本当のアメリカ事情を知っているわけではないので、ご容赦ください・・^^;)
これからは、日本の学校でも投資のことを教えるようになると、最近のニュースでもやっていましたね。何事もそうですが、まずは知ろうとしなければ何も始まりません。勉強が苦手、リスクが怖いなら、試しに最初にお話したポイント投資から始めてもいいかもしれません。
誤解のないように、あえてもう一度いいますが、じゅうmado(住宅相談窓口)は、投資の相談窓口というわけでなありません。ただ、「お金」に関する話は、「家を建てる」「リフォームする」うえで、切っても切れないことですし、時に、生活・暮らしという観点から、投資に関して学ぶ機会もあり、比較的身近に感じられる立場でもあります。では、相談窓口で、相談者に対して、どういうお話をしているかというと・・
ライフプランを立てよう
ライフプランとは、ここでは家計設計、家計=お金の流れがわかるものとして、お話します。実際は、ライフイベント(人生の出来事)にあわせて、目標や計画を立てるためのもので、状況に応じて必要な費用などを知ることができます。
今回、投資のお話から入りましたが、住宅相談窓口としては、投資で得ることができるかもしれない【利益】を、住宅購入費にする、あるいは生活費にするということは、おすすめできないので、ここでは一旦、利益を得る話はおいておきますね。
ライフプランを立てるステップ
先ほど、伝えたように、投資に回せる余剰があるか?を知るために、あるいは、保険などの検討、見直しのために、ライフプランを作ってみても良いと思います。
現状把握
自分の現在の状況を把握します。収入、支出、資産、負債をチェックします。(家族で計画する場合は、家族構成も含めて、各々把握が必要)
目標設定
短期(1〜3年)、中期(3〜10年)、長期(10年以上)の目標を設定します。目標は具体的に設定しましょう。
計画作成
目標達成のための具体的な行動計画を作成します。
実行と見直し
計画を実行し、定期的に見直して必要に応じて修正します。
例えば、このステップに照らし合わせて考えるとすると、じゅうmadoを利用されることを想定して、目標は【住宅購入、あるいはリフォームしたい】を前提としてみましょう。これを読んでいる方は、具体的に、いつ行動に移すか。決められていますでしょうか。また、他の目標として、来年には車を買い替えたいと思っている・2年後には、二人目の子供が欲しい・5年後には、復職したいなど、家のことだけでなく、家族の生活、暮らしについて、いろいろ考えてみましょう。
そんな様々なシーンを想定して計画する家計設計がライフプランになります。
では、このステップ通りに自分でやってみることができるでしょうか?
ライフプランを作成する
ライフプランの作成を、自分でやってみようと思う方は、意外と少ないと思います。そもそも、ライフプランの作成の仕方が、わかっていないとできないですよね。
計画と作成のところに記載した、具体的な行動計画。この計画が最初は重要になりますが、ポイントになるのは、その具体性。どう具体的に計画をすれば、その計画が現実に近いものになるのか。
住宅購入を目標にしたとしても、いつが良いのかわからなかったり、収入や支出、資産など現状を把握することはできたとしても、目標に向けてどう計画を作成したら良いのかわからなかったりすると思うのです。
そのような場合は、ぜひ相談窓口をご利用下さい。難しいことはありません。できれば、こうしたいなぁという、ぼんやりとした目標設定でも構いません。じゅうmado認定FP(ファイナンシャルプランナー)が、具体的なヒアリングをしながら進めていくことができ、実行するためのアドバイスを行ってくれます。
・将来に対する貯蓄をどの程度しておいたら良いのか
・貯蓄のための投資をいつごろから始めることができそうか
・保険をうまく活用できないか
・子供の教育資金はどのくらい必要なのか
・住宅ローンの返済は、毎月いくらだったら可能なのか。
などなど、個々に合わせて、具体的に話をしていくことで、皆さんの理解も深まってくると思います。ご自分の家庭に応じた計画を立てることができる、じゅうmadoライフプラン。無料で作成できるというメリットを活かして、住宅資金に関する不安を取り除きましょう。多くの人は、長い年月住宅ローンの支払いを続けます。未来への不安がある人にこそ、知って欲しいじゅうmadoライフプランです。
ファイナンシャルプランナーとは(参考):日本FP協会 https://www.jafp.or.jp/
(じゅうmado宇部 川村菜穂子)